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毎週日曜日朝5:40~6:00、毎日放送で放送中のラジオ番組『上野誠の万葉歌ごよみ』のポットキャスト配信。
『上野誠の万葉歌ごよみ』は、万葉歌を毎週一首紹介・解説。

上野 誠(うえの まこと、1960年 - )
福岡県出身の民俗学者、万葉学者、奈良大学文学部国文学科教授。
「万葉集」の挽歌史的研究と、万葉文化論を主な研究の対象とし、主な手法研究は歌から飛鳥・奈良時代の生活情報を導き出し、それを用いて万葉集の読みを深めるという。
数多くの講演や万葉ウォークイベントを行う。そのほか、NHKのラジオ、テレビで万葉集を講義。

上田 悦子(うえだ えつこ、1978年2月16日 - )
毎日放送(MBS)所属のアナウンサー。
愛称は『えっちゃん』。

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恋ひつつも稲葉かき分け家居れば 乏くもあらず秋の夕風

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風吹けば黄葉(もみち)散りつつ すくなくも吾(あが)の松原清からなくに

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秋立ちて幾日もあらねば この寝ぬる朝明の風は手本寒しも

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夢(いめ)の会は苦しかりけり おどろきてかき探れども手にも触れねば

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世間(よのなか)はまこと二代(ふたよ)は行かざらし 過ぎにし妹に会はなく思へば

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こころゆも吾は思はずき またさらにわが故郷に帰り来むとは

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泊瀬女(はつせめ)の造る木綿花(ゆふはな) み吉野の滝の水沫(みなわ)に咲きにけらずや

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羽根蘰(はねかずら)今する妹をうら若み いざ率川(いざかわ)の音の清けさ

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巻向の痛足(あなし)の川ゆ行く水の 絶ゆること無くまたかへり見む

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あからひくしきたへの子をしば見れば 人妻ゆゑにわれ恋ひぬべし

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妹が袖われ枕かむ 川の瀬に霧立ち渡れ さ夜ふけぬとに

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わがためと織女(たなばたつめ)のその宿に織る白たへは 織りてけむかも

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山吹の咲きたる野辺のつほすみれ この春の雨に盛りなりけり

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我妹子が赤裳の裾のひづちなむ 今日の小雨にわれさへ濡れな

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わが背子にわが恋ふらくは 夏草の刈り除くれども生ひしくごとし

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夏山の木末(こぬれ)の茂に 霍公鳥 鳴き響(とよ)むなる声の遥けさ

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春過ぎて夏来るらし 白たへの衣干したり 天の香具山

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春の野に心伸べむと 思ふどち来し今日の日は 暮れずもあらぬか

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春霞流るるなへに 青柳の枝くひ持ちて 鶯鳴くも

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戯奴(わけ)がため わが手もすまに春の野に 抜ける茅花(つばな)ぞ 食して肥えませ

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うちのぼる佐保の川原の青柳は 今は春べとなりにけるかも

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春山の咲きのををりに 春菜摘む妹が白紐 見らくしよしも

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石ばしる垂水の上のさ蕨の 萌え出づる春になりにけるかも

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春雨はいたくな降りそ 桜花いまだ見なくに散らまく惜しも

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見渡せば春日の野辺に霞立ち 咲きにほへるは桜花かも

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巻向の山辺とよみて 行く水の水沫のごとし 世の人われは

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春山は散り過ぎゆけども 三輪山はいまだ含めり君待ちかてに

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三輪山をしかも隠すか 雲だにもこころあらなも隠さふべしや

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春雨を待つとにしあらし わが宿の若木の梅もいまだ含めり

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春なればうべも咲きたる梅の花 君を思ふと夜眠も寝なくに

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含(ふふ)めりと言ひし梅が枝 今朝降りし沫雪にあひて咲きぬらむかも

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風交り雪は降りつつ しかすがに 霞たなびき春さりにけり

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奈良山の峰なほ霧ふ うべしこそ籬がもとの雪は消ずけれ

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沫雪の庭に降りしき寒き夜を 手枕巻かずひとりかも寝む

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熟田津(にきたつ)に船乗せむと月待てば 潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな

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年月はあらたあらたに相見れど 吾が思ふ君は飽き足らぬかも

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あしひきの山の木末(こぬれ)の寄生(ほよ)取りて 插頭(かざ)しつらくは千年寿(ちとせほ)くとぞ

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一二の目のみにはあらず 五六三(ごろくさむ) 四さへありけり 雙六(すぐろく)の采(さえ)

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夕立の雨うち降れば 春日野の尾花が末の白露思ほゆ

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韓臼(かるうす)は田廬(たぶせ)のもとに わが背子はにふぶに咲(え)みて 立ちませる見ゆ

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家にありし櫃に鏁刺し蔵めてし恋の奴の つかみかかりて

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奥山の真木の板戸を音速み 妹があたりの霜の上に寝ぬ

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さ雄鹿の妻呼ぶ山の丘辺なる早田は刈らじ霜は降るとも

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今朝鳴きて行きし雁が音寒みかも この野の浅茅色づきにける

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秋風に大和へ越ゆる雁がねは いや遠さかる 雲隠りつつ

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我妹子は衣にあらなむ 秋風の寒きこのころ 下に着ましを

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今よりは秋風寒く吹きなむを いかにかひとり長き夜を寝む

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秋の田の穂向の寄れる異寄りに 君に寄りなな言痛かりとも

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秋の田の穂田の刈りばかか寄り合はば そこもか人の吾を言なさむ

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世間(よのなか)は空しきものとあらむとぞ この照る月は満ち欠けしける

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夕闇は道たづたづし 月待ちていませ わが背子その間にも見む

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雨晴れて清く照りたるこの月夜 またさらにして雲な棚引き

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萩の花 尾花葛花瞿麦の花 女郎花また藤袴朝顔の花

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わが待ちし秋は来りぬ 然れども萩の花ぞも いまだ咲かずける

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さ雄鹿の朝立つ野辺の秋萩に 玉と見るまで置ける白露

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夢の会は苦しかりけり おどろきてかき探れども 手にも触れねば

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留め得ぬ命にしあれば しきたへの家ゆは出でて雲隠りにき

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夢のみに継ぎて見えつつ 小竹島(しのしま)の磯越す波のしくしく思ほゆ

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瀬を速み落ち激(たぎ)ちたる白波に 河蝦(かわず)鳴くなり 朝夕(あさよひ)ごとに

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言に出でて言はばゆゆしみ 山川の激つ心を 塞かへたりけり

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宇治川の水泡(みなわ)逆巻き行く水の 事反らずぞ思ひそめてし

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晩蝉(ひぐらし)は時と鳴けども 恋ふるにし手弱女(たわやめ)われは時わかず泣く

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白真弓いま春山に行く雲の 行きや別れむ 恋しきものを

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夏草の露分衣着けなくに わが衣手の乾る時もなき

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かくばかり雨の降らくに 霍公鳥卯の花山になほか鳴くらむ

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春日野の藤は散りにて 何をかも御狩の人の折りて插頭さむ

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皆人の待ちし卯の花散りぬとも 鳴く霍公鳥われ忘れめや1

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霍公鳥無かる国にも行きてしか その鳴く声を聞けば苦しも

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神名備の磐瀬の社の霍公鳥 毛無の丘に何時か来鳴かむ

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冬ごもり春咲く花を手折り持ち 千度の限り恋ひ渡るかも

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今行きて聞くものにもが 明日香川 春雨降りて激つ瀬の音を

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春霞たなびく今日の夕月夜 清く照るらむ 高松の野に

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鶯の春になるらし 春日山霞たなびく 夜目に見れども

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石ばしる垂水の上のさ蕨の 萌え出づる春になりにけるかも

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川上に洗ふ若菜の流れ来て 妹があたりの瀬にこそ寄らめ

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川の辺のつらつら椿 つらつらに見れども飽かず巨勢(こせ)の春野は

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立ち別れ君がいまさば 磯城島(しきしま)の人は我じく斎ひて待たむ

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春雉鳴く高円の辺に 桜花散りて流らふ 見む人もがも

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春日なる三笠の山に月の船出づ 遊士(みやびを)の飲む酒坏に影に見えつつ

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春日野に煙立つ見ゆ をとめらし春野のうはぎ摘みて煮らしも

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あをによし奈良の都は 咲く花の薫ふがごとく今盛りなり

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春日山霞たなびき こころぐく照れる月夜に ひとりかも寝む

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わが宿に咲きたる梅を月夜よみ 宵宵見せむ君をこそ待て

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わが背子に見せむと思ひし梅の花 それとも見えず 雪の降れれば

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闇夜ならばうべも来まさじ 梅の花咲ける月夜に出でまさじとや

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あしひきの山のあらしは吹かねども 君なき宵はかねて寒しも

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雪寒み咲きには咲かぬ梅の花 よしこのころはしかにあるがね

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新しき年のはじめに 豊の年しるすとならし 雪の降れるは

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新しき年の初めに 思ふどちい群れてをれば 嬉しくもあるか

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法師らが髭の剃杭 馬繋ぎいたくな引きそ 僧は泣かむ

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寺寺の女餓鬼申さく 大神の男餓鬼賜りて その子生まはむ

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我妹子が額に生ひたる雙六の 牡牛の鞍の上の瘡

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沫雪の庭に降りしき寒き夜を 手枕巻かずひとりかも寝む

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磯城島の大和の国は 言霊の助くる国ぞ 真幸くありこそ

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家離り旅にしあれば 秋風の寒き夕に 雁鳴きわたる

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旅人の宿りせむ野に霜降らば わが子羽ぐくめ天の鶴群

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旅衣八重着重ねて寝ぬれども なお肌寒し 妹にしあらねば

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防人に行くは誰が夫と 問ふ人を見るが羨しさ物思もせず

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草枕旅行く夫なが丸寝せば 家なるわれは 紐解かず寝む

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わが妹子が偲ひにせよと着けし紐 糸になるとも我は解かじとよ

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朝戸出の君が足結を濡らす露原 早く起き出でつつわれも裳裾濡らさな

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わが故に妹嘆くらし 風速の浦の沖辺に 霧たなびけり

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我妹子に恋ひすべなかり 胸を熱み朝戸開くれば見ゆる霧かも

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葛城の襲津彦真弓 荒木にも 頼めや君がわが名告りけむ

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我妹子しわれを思はば 真澄鏡照り出づる月の影に見え来ね

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真袖もち床うち払ひ 君待つと居りし間に 月傾きぬ

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二つなき恋をしすれば 常の帯を三重結ぶべくわが身はなりぬ

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夢の会は苦しかりけり おどろきてかき探れども手にも触れねば

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うつそみの人にあるわれや 明日よりは二上山を兄弟とわが見む

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われゆ後生れむ人は わがごとく恋する道に会ひこすな ゆめ

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かくのみし恋や渡らむ たまきはる命も知らず年は経につつ

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玉津島よく見ていませ あをによし奈良なる人の待ち問はばいかに

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沖つ波辺つ藻巻き持ち寄せ来とも 君にまされる玉寄せめやも

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藻刈舟沖漕ぎ来らし 妹が島形見の浦に鶴翔る見ゆ

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手に取るがからに忘ると 海人のいひし恋忘貝言にしありけり

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黙然もあらむ時も鳴かなむ 晩蝉のもの思ふ時に鳴きつつもとな

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雨晴れの雲にたぐひて 霍公鳥春日を指して 此ゆ鳴き渡る

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ますらをの現し心もわれは無し 夜昼といはず恋ひし渡れば

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このころの恋のしげけく 夏草の刈り払へども生ひしくごとし

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人言は夏野の草のしげくとも 妹とわれとし携はり寝ば

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春されば まづ三枝の幸くあらば後にも会はむ な恋ひそ我妹

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たらちねの母に障らば いたづらに汝もわれも 事の成るべき

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たらちねの母が手放れ かくばかりすべなき事は いまだ為なくに

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振分の髪を短み 春草を髪にたくらむ 妹をしぞ思ふ

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うらうらに照れる春日に雲雀あがり こころ悲しも 一人し思へば

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信濃路は今の墾道 刈株に足踏ましむな 沓はけわが背

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見渡しの三室の山の巌菅(いわほすげ) ねもころわれは片思ぞする

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つれも無くあるらむ人を 片思にわれは思へば わびしくもあるか

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青柳の糸のくはしさ 春風に乱れぬい間に見せむ子もがも

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春日野の浅茅が上に 思ふどち遊ぶこの日は 忘れえめやも

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冬過ぎて春来るらし 朝日さす春日の山に 霞たなびく

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わが園に梅の花散る ひさかたの天より雪の流れ来るかも

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去梅の花咲きたる園の青柳は 蘰にすべく成りにけらずや

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去年の春いこじて植ゑし わが宿の若木の梅は花咲きにけり

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このころのわが恋力 記し集め 功に申さば五位の冠

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わが里に大雪降れり 大原の古りにし里にふらまくは後

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明日香川明日も渡らむ 石橋(いわはし)の遠き心は思ほえぬかも

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いにしへの事は知らぬを われ見ても久しくなりぬ 天の香具山

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明日香川 川淀さらず立つ霧の 思ひ過ぐべき恋にあらなくに

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采女の袖吹きかへす明日香風 都を遠みいたづらに吹く

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田子の浦ゆ うち出でて見れば 真白にぞ富士の高嶺に雪は降りける

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君が代もわが代も知るや 岩代の丘の草根をいざ 結びてな

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ぬばたまの斐太の大黒見るごとに 巨勢の小黒し思ほゆるかも

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仏造る真朱(まそほ)足らずは 水たまる池田の朝臣が鼻の上(へ)を掘れ

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わが背子が犢鼻(たふさき)にする円石の吉野の山に 氷魚(ひを)ぞさがれる

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帰りにし人を思ふと ぬばたまのその夜はわれも眠も寝かねてき

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夕月夜暁闇の おほほしく見し人ゆゑに 恋ひ渡るかも

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月夜良み門に出で立ち 足占して行く時さへや妹に会はざらむ

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長き夜を君に恋ひつつ生けらずは 咲きて散りにし花ならましを

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秋萩は盛りすぐるを いたづらに插頭(かざし)に插(さ)さず帰りなむとや

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わが宿の尾花が上の白露を 消たずて玉に貫くものにもが

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わが宿の尾花おしなべ置く露に 手触れ我妹子 散らまくも見む

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秋萩に置ける白露 朝な朝な玉としぞ見る 置ける白露

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草枕旅に物思ひ わが聞けば 夕かたまけて鳴く河蝦かも

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み吉野の石本さらず鳴く河蝦 うべも鳴きけり 川を清けみ

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草の生ひたる宿の夕陰に鳴く蟋蟀は 聞けど飽かぬかも

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朝戸あけてもの思ふ時に 白露の置ける秋萩見えつつもとな

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明日香川行き廻る丘の秋萩は 今日降る雨に散りか過ぎなむ

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秋萩の散りのまがひに 呼び立てて鳴くなる鹿の声の遥けさ

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言に出でて言はばゆゆしみ 山川の激つ心を 塞かへたりけり

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荒波に寄りくる玉を枕に置き われここにありと 誰か告げけむ

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住吉の岸の浦廻(うらみ)にしく波の しばしば妹を見む縁(よし)もがも

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日香川水行き増(まさ)り いや日けに恋の増らばありかつましじ

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朝寝髪われは梳らじ 愛しき君が手枕触れてしものを

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さね葛のちも会はむと 夢のみに祈誓わたりて年は経につつ

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打つ田には稗はあまたにありといへど 選らえしわれぞ夜をひとり寝る

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わが背子にわが恋ひをれば わが宿の草さへ思ひうらぶれにけり

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真田葛延ふ夏野のしげく かく恋ひばまことわが命常ならめやも

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人言は夏野の草のしげくとも 妹とわれとし携はり寝ば

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橘の花散る里に通ひなば 山霍公鳥響さむかも

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かくばかり雨の降らくに 霍公鳥卯の花山になほか鳴くらむ

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夏の野の茂みに咲ける姫百合の 知らえぬ恋は苦しきものぞ

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春山は散り過ぎゆけども 三輪山はいまだ含めり君待ちかてに

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春日野の山辺の道を 恐なく通ひし君が見えぬころかも

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春風の音にし出なば ありさりて今ならずとも君がまにまに

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旅の夜の久しくなれば さにつらふ紐解き放けず恋ふるこのごろ

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漁する人とを見ませ 草枕旅行く人に わが名は告らじ

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馬酔木なす栄えし君が掘りし井の石井の水は 飲めど飽かぬかも

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池水に影さへ見えて 咲きにほふ馬酔木の花を袖に扱入れな

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青海原風波なびき 行くさ来さ 障むことなく船は速けむ

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君が行く海辺の宿に霧立たば 吾が立ち嘆く息と知りませ

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旅人の宿りせむ野に霜降らば わが子羽ぐくめ 天の鶴群

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はしきやし我家の毛桃 本しげみ 花のみ咲きて 成らざらめやも

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波の上ゆ見ゆる小島の雲隠り あな息づかし 相別れなば

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うら若み花咲きがたき梅を植ゑて 人の言しげみ思ひぞ吾がする

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ぬばたまのその夜の梅を た忘れて折らず来にけり 思ひしものを

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来むといふも来ぬ時あるを 来じといふを来むとは待たじ 来じといふものを

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佐保川の小石ふみ渡り ぬばたまの黒馬の来る夜は年にもあらぬか

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春の日に張れる柳を取り持ちて 見れば都の大路し思ほゆ

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故郷の飛鳥はあれど あをによし平城の明日香を見らくしよしも

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あをによし奈良の都は 咲く花の薫ふがごとく今盛りなり

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降る雪を腰になづみて 参り来し験もあるか年の初に

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新しき年の初めは いや年に雪踏み平し常かくにもが

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わが袖に降りつる雪も流れ行きて 妹が手本にい行き触れぬか

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奈良山の峰なほ霧ふ うべしこそ籬がもとの雪は消ずけれ

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こもりくの泊瀬(はつせ)の山は色づきぬ 時雨の雨は降りにけらしも

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もみち葉を散らす時雨に濡れて来て 君が黄葉をかざしつるかも

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雁がねの声聞くなへに 明日よりは春日の山はもみちそめなむ

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もみち葉の過ぎまく惜しみ 思ふどち遊ぶ今夜は明けずもあらぬか

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奈良山をにほはす黄葉 手折り来て今夜かざしつ散らば散るとも

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あぶり干す人もあれやも 濡衣を家にはやらな旅のしるしに

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旅にありて恋ふれば苦し いつしかも都に行きて君が目を見む

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草枕旅の悲しくあるなへに 妹を相見て後恋ひむかも

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雁は来ぬ 萩は散りぬと さ雄鹿の鳴くなる声もうらぶれにけり

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わが丘にさ雄鹿来鳴く 初萩の花妻問ひに来鳴くさ雄鹿

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夕されば小倉の山に鳴く鹿は 今夜は鳴かず い寝にけらしも

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庭草に村雨ふりて こほろぎの鳴く声聞けば 秋づきにけり

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秋風は急くとく吹き来 萩の花散らまく惜しみ競ひ立つ見む

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わが宿の萩の花咲けり 見に来ませ いま二日ばかりあらば散りなむ

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言しげき里に住まずは 今朝鳴きし雁にたぐひて行かましものを

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今朝の朝明 雁が音聞きつ 春日山黄葉にけらしわがこころ痛し

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鴨山の岩根し枕けるわれをかも 知らにと妹が待ちつつあらむ

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秋津野に朝ゐる雲の失せゆけば 昨日も今日も亡き人思ほゆ

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現にか妹が来ませる 夢にかもわれか惑へる 恋のしげきに

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晩蝉は時と鳴けども 恋ふるにし手弱女われは時わかず泣く

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千鳥鳴く佐保の川瀬のさざれ波 やむ時も無しわが恋ふらくは

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いにしへのふるき堤は 年深み 池のなぎさに水草生ひにけり

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彦星は嘆かす妻に 言だにも告げにぞ来つる 見れば苦しみ

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天の川相向き立ちて わが恋ひし君来ますなり紐解き設けな

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春の雨にありけるものを 立ち隠り妹が家路にこの日暮しつ

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ひさかたの雨は降りしく 思ふ子が宿に今夜は明して行かむ

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卯の花の過ぎば惜しみか 霍公鳥雨間もおかず此間ゆ鳴き渡る

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鶯の通ふ垣根の卯の花の 憂きことあれや 君が来まさぬ

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大和には鳴きてか来らむ 霍公鳥汝が鳴くごとに亡き人思ほゆ

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春は萌え 夏は緑に 紅のまだらに見ゆる秋の山かも

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春霞山にたなびき おほほしく妹を相見て 後恋ひむかも

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草枕旅の衣の紐解けぬ 思ほせるかも この年ころは

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旅の夜の久しくなれば さにつらふ紐解きさ放けず恋ふるこのころ

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伎波都久の丘の茎韮 われ摘めど籠にも満たなふ背なと摘まさね

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わが門の片山椿 まこと汝わが手触れなな土に落ちもかも

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春の野の下草なびき われも寄り にほひ寄りなむ 友のまにまに

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如何ならむ名を負ふ神に手向せば 吾が思ふ妹を夢にだに見む

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桜花時は過ぎねど 見る人の恋の盛りと 今し散るらむ

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春日なる三笠の山に月も出でぬかも 佐紀山に咲ける桜の花の見ゆべく

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あらたまの年の緒ながく照る月の 飽かざる君や 明日別れなむ

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青海原風波なびき 行くさ来さ 障むことなく船は速けむ

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来て見べき人もあらなくに 我家なる梅の初花 散りぬともよし

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梅の花折り插頭しつつ 諸人の遊ぶを見れば 都しぞ思ふ

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泣沢の神社に神酒すゑ祷祈れども わが大王は高日知らしぬ

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いにしへの事は知らぬを われ見ても久しくなりぬ 天の香具山

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大和には 群山あれど とりよろふ 天の香具山

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ひさかたの天の香具山 このゆふべ霞たなびく 春立つらしも

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香具山は 畝傍を惜しと 耳成と 相 争ひき 神代より かくにあるらし いにしへも しかにあれこそ うつせみも つまを 争ふらしき

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初春の初子の今日の玉箒 手に取るからに ゆらく玉の緒

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うち靡く 春を近みか ぬばたまの 今夜の月夜 霞みたるらむ

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立ちしなふ君が姿を忘れずは 世の限りにや恋ひ渡りなむ

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足柄の八重山越えていましなば 誰をか君と見つつ偲はむ

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天ざかる鄙に五年住ひつつ 都のてぶり忘らえにけり

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人もねのうらぶれをるに 竜田山御馬近づかば 忘らしなむか

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はだすすき尾花逆葺き 黒木もち造れる室は 万代までに

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わが門に守る田を見れば 佐保の内の秋萩薄思ほゆるかも

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秋の田の穂田を雁がね 闇けくに 夜のほどろにも鳴き渡るかも

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おして否と稲は搗かねども 波の穂のいたぶらしもよ 昨夜ひとり寝て

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我妹子し吾を偲ふらし 草枕旅の丸寝に下紐解けぬ

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旅にして妻恋すらし 霍公鳥神名備山に さ夜ふけて鳴く

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ぬばたまの夜見し君を 明くる朝会はずまにして 今ぞ悔しき

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ぬばたまのこの夜な明けそ 赤らひく朝行く君を待たば苦しも

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山の辺にい行く猟夫は多かれど 山にも野にもさ雄鹿鳴くも

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あしひきの山下響め鳴く鹿の 言ともしかも わがこころ夫

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秋風は涼しくなりぬ 馬並めていざ野に行かな 萩の花見に

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わが待ちし秋は来りぬ 然れども萩の 花ぞも いまだ咲かずける

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真葛原なびく秋風吹くごとに 阿太の大野の萩の花散る

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秋の野に咲ける秋萩 秋風になびける上に秋の露置けり

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瓜食めば 子ども思ほゆ 栗食めば まして偲はゆ 何処より 来りしものぞ 眼交に もとなかかりて 安眠し寝さぬ

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泣沢の神社に神酒すゑ祷祈れども わが大王は高日知らしぬ

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天の川去年の渡りで移ろへば 川瀬を踏むに 夜ぞふけにける

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織女し船乗りすらし 真澄鏡清き月夜に 雲立ち渡る

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玉はやす武庫の渡に 天伝ふ日の暮れゆけば 家をしぞ思ふ

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松浦川川の瀬光り 鮎釣ると立たせる妹が裳の裾濡れぬ

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山高み白木綿花に落ち激つ 滝の河内は 見れど飽かぬかも

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羽根蘰今する妹をうら若み いざ率川の音の清けさ

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巻向の痛足の川ゆ行く水の 絶ゆること無くまたかへり見む

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大伴の三津の浜辺をうちさらし 寄せ来る波の行方知らずも

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安積山影さへ見ゆる山の井の 浅き心をわが思はなくに

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灘波津に咲くやこの花冬こもり 今は春べと咲くや木の花

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奈良山の児手柏の両面に かにもかくにも 侫人の徒

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我妹子が家の垣内の小百合花 後といへるは否とふに似る

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わが宿に月おし照れり 霍公鳥 心あらば今夜来 鳴き響もせ

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あかねさす紫野行き標野行き 野守は見ずや 君が袖振る

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わが夫子はいづく行くらむ 奥つもの名張の山を今日か超ゆらむ

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今行きて聞くものにもが 明日香川 春雨降りて 激つ瀬の音を

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石ばしる垂水の上のさ蕨の 萌え出づる春になりけるかも

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山挟に咲ける桜をただひと目君に見せてば 何をか思はむ

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春さればしだり柳のとををにも 妹は心に乗りにけるかも

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春雨に争ひかねて わが宿の桜の花は 咲きそめにけり

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唐国に行き足はして 帰り来むますら建男に 御酒たてまつる

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春柳蘰に折りし 梅の花 誰か浮べし 酒坏の上に

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春雨を待つとにしあらし わが宿の若木の梅もいまだ含めり

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沫雪に降らえて咲ける梅の花 君がり遣らばよそへてむかも

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春霞井の上ゆ直に道はあれど 君に会はむと たもとほり来も

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石上布留の早稲田を 秀でずとも縄だに延へよ 守りつつ居らむ

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石上布留の早稲田の 穂には出でず 心のうちに恋ふるこのころ

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石上布留の神杉 神びにし われやさらさら恋にあひにける

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石上布留の山なる杉群の 思ひ過ぐべき君にあらなくに

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三諸のその山並みに 子らが手を巻向山は 継のよろしも

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新しき年の初めに 思ふどちい群れてをれば 嬉しくもあるか

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年月はあらたあらたに相見れど 吾が思ふ君は飽き足らぬかも

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賢しみともの言ふよりは 酒飲みて酔泣するしまさりたるらし

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秋の田の わが刈りばかの過ぎぬれば 雁が音聞ゆ 冬かたまけて

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秋さらば妹に見せむと植ゑし萩 露霜負ひて散りにけるかも

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ぬばたまのわが黒髪に降りなづむ天の露霜 取れば消につつ

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露霜の消やすき わが身老いぬとも また若返り君をし待たむ

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さ雄鹿の朝立つ野辺の秋萩に 玉と見るまで置ける白露

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言問はぬ木すら春咲き 秋づけば黄葉散らくは常を無みこそ

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今朝の朝明 雁が音聞きつ 春日山黄葉にけらしわがこころ痛し

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月夜よし 川音清けし いざここに行くもゆかぬも遊びてゆかむ

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わが宿の萩の花咲けり 見に来ませ いま二日ばかりあらば散りなむ

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稲搗けばかかる吾が手を 今夜もか 殿の若子が取りて嘆かむ

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住吉の岸を田に懇り 蒔きし稲 かくて刈るまで会はぬ君かも

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君に恋ひしなえうらぶれわが居れば 秋風吹きて月傾ぬ

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ま日長く恋ふる心ゆ 秋風に妹が音聞ゆ 紐解き行かな

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はしきよし今日の主人は 磯松の常にいまさね 今も見ること

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宵に会ひて朝面無み 名張野の萩は散りにき 黄葉はや継げ

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見まく欲り恋ひつつ待ちし秋荻は 花のみ咲きて 成らずかもあらむ

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わが待ちし秋は来りぬ 然れども荻の花ぞも いまだ咲かずける

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神無備の山下響み行く水に 川蝦鳴くなり 秋といはむとや

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都なる荒れたる家にひとり寝ば 旅にまさりて苦しかるべし

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草枕旅に物思ひ わが聞けば 夕かたまけて鳴く河蝦かも

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あしひきの山川水の 音にでず 人の子ゆゑに恋ひ渡るかも

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佐保川の清き川原に鳴く千鳥 河蝦と二つ忘れかねつも

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嗚呼見の浦に船乗すらむ をとめらが玉藻の裾に潮満つらむか

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わが背子にうら恋ひ居れば 天の川夜船漕ぐなる 楫の音聞ゆ

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上野誠の万葉歌ごよみ
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